口臭が「おなら臭い」事ってありませんか?
しかし実というと、口臭が、オナラ臭い、便臭みたいな・・・、ということは口臭のなかでも良くある臭いなんですね。
口臭がオナラの臭いみたいになるのには原因があります。
おならは腸内で発生しますが、腸内で発生したおならが逆流して、胃から口まで戻ることなどあり得ません。
しかし、おならのような臭いの口臭は、おならの成分を含んでいるということになりますね?
おならの臭いの成分とは、摂取した食物中の、炭水化物、脂肪、タンパク質などが腐敗発酵してできた、二酸化酸素やメタン、硫化水素、アンモニア等のガスの成分のことを言います。
これらのガスは、勿論おならとして肛門から出て行きますが、ガスのほとんどは腸から体内に吸収されて肝臓で解毒無臭化されているのです。
しかし仮に腸内で大量にガスが発生し、肝臓の処理能力を超える量のおならが体内に吸収された場合はどうなると思いますか?
吸収能力を超えているガスは血液中に溶けて体中を駆け巡ります。
血液はガス交換のために肺へと入り、ここでガス交換されたガスは二酸化炭素を含みながらおなら臭として口から体外へと排出されるという仕組みです。
つまり、通常の口臭ではなくて、おならが異常発生したおかげで処理できずにいたおなら成分の臭いであるということです。
結構良くある出来事だそうです。