おならくさい(不快な)口臭に含まれるVSC(揮発性硫黄化合物)という成分は、おならの臭いに含まれる成分とそっくりです。
不快で、悪臭だと感じる口臭にはVSC(揮発性硫化化合物)が含まれている場合がほとんどです。
揮発性硫化化合物は、硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルサルファイドと呼ばれる物質で、これらが作り出す匂いは不快な悪臭となってしまうのです。
また、おならを我慢していたり、便秘になっている人の腸内にはVSCがたくさん溜まっていて、それが腸壁から血管に吸収されて血液中に溶け込んで全身を駆け巡り、呼吸している空気を入れ替える肺でのガス交換時に、吐き出す息と一緒に体外へ排出されます。
つまりおならを我慢していると、口臭がおなら臭い状態になりやすくなります。
おならはどこでも出来るわけではないので、ある程度我慢が必要な状況もあると思いますが、ずっと我慢していると口臭までおなら臭くなってしまうのは大変です。
口臭の原因の大半が、口の中の汚れだといいます。
口臭対策の基本は、お口の中をキレイに保つことです。
歯垢除去はもちろんですが、歯周病や歯槽膿漏などをキチンと治療し、口臭対策を万全に行ってもニオイが出てくる場合は、おならを我慢していないか?なんて思い出してください。